ゴミ屋敷のできるまで

ゴミ屋敷の主

どんな性格の人がゴミ屋敷の主になりやすいのでしょうか。

ゴミ屋敷の主になれる条件のひとつは、普通の人が恐れて近寄ることもできない ゴミ屋敷の中で生活を出来る人ということです。 つまりゴミに囲まれた生活が苦痛にならない人です。 通常の精神の持ち主であればゴミに囲まれた生活は不快で、そんな劣悪な環境で 生活するくらいなら頑張って掃除しよう、となります。 ゴミ屋敷の主になる前にゴミ屋敷を解体してしまうので、ゴミ屋敷の主として生活 することはほとんどありえない事でしょう。 ゴミ屋敷を作る素質が多少あったとしても、そこで生活しなければならないことまで 考えると屋敷完成前に脱落していきます。 それほどゴミに囲まれた生活とは特殊なもので、またそれを解消するのにも多大な 労力を必要とする大変な作業になります。 ゴミ屋敷の中はとても不衛生で悪臭が漂い害虫もあちこちに生息しています。 普通の人ならそんな場所で生活しようとは思わないばかりか、足を踏み入れることさえ 躊躇する危険地帯なのです。 ゴミ屋敷を元の屋敷にするためには業者に依頼することもあるほどで、その業者も 普通の掃除屋ではなく、火災現場や自殺現場など特殊清掃を行える専門的な知識を 持った清掃業者です。 さすがに遺体が放置されていた場所ほど危険ではありませんが、ゴミ屋敷の中は それほど特殊な環境だということです。 そんな場所で生活できる人でなければゴミ屋敷に住むことができないので、 主になる可能性のある人とは家中が散らかっていても苦にならない人、不衛生な 場所でも食事や睡眠を行える人、害虫をはじめとする虫類を恐れない人、 などでしょうか。 逆に不衛生な生活に耐えられない人は、片付けが苦手でも平穏な自分の生活を守る ためにゴミ屋敷になる前に本気で掃除を始めます。 虫が出たら駆除したり、安心して生活できる空間を確保する行動が自宅をゴミ屋敷化 するのを防ぐので、潔癖症で綺麗好きの人なら整理整頓が不得手でもゴミ屋敷とは 無縁の人生を送れるでしょう。 片付けることが苦手で不衛生な場所での生活が苦にならない人がゴミ屋敷の主となる 可能性が大きいといえるのです。 片付けができない人の中にはADHD(注意欠陥・多動症候群)という言葉を聞いた ことのある人もいるかもしれません。 ADHDとは注意力が散漫になり片付けられない人のことで、片付けが苦手という 性格ではなく脳の障害のひとつです。 日本人でも3~5%の人がADHDだそうで、症状としては衝動性・多動性になり 上手に片付けをすることが難しくなります。 ですがADHDの人の中には片付けが苦手な人も多いというだけであり、片付けが 下手な人はみんなADHDというわけではありません。 片付けするのが嫌だからといってADHDのせいにしたり、自分はきっとADHD だからと言い訳をして部屋を散らかしっぱなしにしてはいけません。 自分がゴミ屋敷の主とならないよう、普段から整理整頓を心がけ、衛生的な生活を 送れるようにまめに清掃をする癖をつけましょう。